破裂寸前の夜③W不倫相手を夜間診療に連れていく…そしてその後

W不倫のトラブル・悩み

夜間診療

前の話はこちら

タクシーで夜間診療所へ

彼女をタクシーに乗せ、エチケット袋を渡す。

彼女は運転席の後ろに頭をあてて、うずくまっている。

「大丈夫か?」と僕は声をかける。彼女は答えられない。

タクシー運転手も異変に直ぐに気づく。間髪いれずに僕は言う低く強い口調で「夜間診療所へ急いで」と。運転手は「わかりました、慎重に急ぎます。」と運転を始める。

時間にすれば10分程なのだが、乗り物に弱い彼女には辛い時間だっただろう。

夜間診療に着く。

警備員が近づいてくる、車内の様子を見た警備員は車椅子を取りに行く。

その間に料金を払い、運転手と二人で彼女を車椅子に移す。運転手に「ありがとう」と言うと「お大事に」と返してくれる。

受付に着くと、「先程、電話を掛けて来た方?待ってました」「ひとまずこの用紙に必要事項を記入して」と。

彼女に言う「保険証と住所が分かるものない?記入するから」

彼女の家は知っているが、住所までは分からない。

保険証と免許証を彼女から受け取り、項目をうめ提出する。

そして彼女は診察に呼ばれた。

家にうまく言わなくては

11:40 p.m.
この間にしなければならないことが僕にはある。

そう、家に連絡を取ること。

帰るのが遅くなりそうだと、もっともらしい理由をつけて話さなければいけない。

スマホを持って少し冷静になり考える。

やむ終えない。敢えて自宅の電話に掛ける。

少しすると子供が出た。子供は受験生。だからリビングでまだ勉強していると踏んだんだ。少しホッとしたと同時にゴメンよと思う。

「どうしたのこんな時間に、これ家の電話だよ」と子供。

「本当?ゴメン間違えてしまった。遅い時間にゴメン。今、病院で、電話禁止だから大きな声で話せないんだ」

「ママに変わる?」

「いや、時間取れないから伝えておいて貰える。会社の人が一緒に飲んでたら突然具合悪くなっちゃってさ。今、夜間診療に居て対応してるから遅くなると伝えてくれる?」

「わかった伝えておくね」と電話が切れた。

勿論、その後、妻から状況を確認するlineは来た。

なぜ、あなたが対応しなければならないの?どうせ酔っ払いなんでしょその人、放って帰って来ればいいでしょ?とか。そんな感じで。

でも、そんなことできないでしょ、だから遅くなるから。とメッセージを返して話を終わらす。

そして彼女が診察から戻ってくるのを待った。

診察の結果

血液検査やレントゲンを撮り、鎮痛剤を貰って、彼女は出てきた。

検査では原因は不明。

でも、異常に白血球の数が増えてる。

彼女の体の中で何か異変が起きているのは間違いなさそうだ。

検査結果を渡すから明日、病院で精密検査してもらってと言われたらしい。

こんなに苦しんでいるのに、なにが原因かはわからなかった。

終電後

彼女を終電で送る

0:20 a.m.
診察代を受付で支払い夜間診療を出る。

待っている間に調べていたところ、彼女が住む街までは、最終電車が最寄りの駅から10分後に出る。

ギリギリ間に合うかもしれない。

冷え切った夜を彼女を抱えながら駅へと急ぐ。

「大丈夫?あと10分後に最終電車が出る。少しだけ頑張ってくれる?」と彼女に言う。

「あなたはどうするの?」と彼女は言う。

「勿論、送るよ」

「あなたが帰れなくなるじゃない?」

「大丈夫。僕の終電は5分前に終わってる。この状態で1人帰らせる訳にはいかない」

「だって逆の方向だよ?」

「いいから。あと5分しかない、とにかくこの終電には乗ろう。辛いだろうけど、歩いて」

何とか、彼女の住む方向への最終電車には乗ることができた。

ほとんど人は乗っていない。酔っ払った男性が足を伸ばして寝入って座っている。

冷え切った車両の隅に僕らは座った。

彼女はぐったりとしている。

痛みと吐き気と戦い続けているのだから、疲れ切っている。

タイツを履いていない彼女の膝の上に上着を掛ける。そして手を繋ぐ。

「眠りな着いたら起こすから」

「うん」

目を閉じ僕によりかかる。でも眠れないのか、連絡が入るのか。たまにスマホを見ている。

終電後の僕はタクシーで帰宅

1:10 a.m.
彼女の住む最寄りの駅に着いた。

ここからはタクシー。

「帰りのタクシー代は私が払う」

「いやいいよ。手持ちのお金で足りると思うから」

改札を出ると彼女は辛いのにATMへ向かう。この状態で気にしなくていいのに。でもそれが彼女の性格。

「ありがとう。今度、会った時に返すよ。」と言って受け取る。

ただ、タクシーが外れだった。

乗ったタクシーの運転手さん、とても運転が不安そうな人。

僕の住む街まで行くことが可能?かなり遠いけど?と聞くと大丈夫だと言う。だけれど、明らかに不安げ。動き出した運転にも安定性が全くない。

彼女は不安げに僕を見る。

彼女を自宅に送り届ける間、

「1人で歩けそう?あと、遅くなったけれど、旦那様は大丈夫?」と聞く。

「家はもう真っ暗できっと寝てるよ。彼は心配なんかしてもいないから」

「逆に心配なのあなたの方。チェーンかけられて家に入れなかったりしない?」

笑って僕は答える。「その時はカプセルホテルにでも行くよ」

「生きて帰ってね」と半分冗談、半分本気で彼女は言う。

1:20 a.m.
彼女のマンションの前に着いた。

「今日はありがとう」と言って彼女は下りる。「気をつけて」と僕は言って別れた。

運転手さんには、高速代掛かってもいいから、早く帰れるルートをお願いする。

しかし、安定なく法定速度以下で走るから、どんどん後続車に抜かれる。

車線変更の時には、分岐の欄干に正面から突っ込んで行きそうになり、思わず声が出そうだった。

なんとか僕のマンションの前に着いた。

彼女が渡してくれたお金で足りた。後で聞いた話では、帰りの電車でgoogle-mapを使って、どのくらいタクシー料金掛かるかを調べていたみたい。

運転手さんには、帰りの道の出方を教える。帰りに事故られてニュースになっても困る。

朝帰りは免れた

2:20 a.m.
自宅の部屋の前に着く。

鍵を差し込み鍵を開ける。そしてドアノブを回して扉を引く。

開いた。チェーンは掛かっていなかった。

家に入ると、家族皆んな眠っている(当たり前か)真っ暗な家の中から寝息だけが聞こえている。

彼女に着いたメッセージを一応送る。眠っているかもしれないが。ただ、直ぐに彼女からメッセージが帰ってきた。心配で眠れなかったらしい、痛いのに無理をして。

目を閉じて眠ってと伝え、僕はシャワーを浴びる。

おやすみ。と送って眠りにつく。長い一日が終わった。

翌朝は、早起きして早めに家を出る。

勿論、昨日早く上がっているから仕事の予定も詰まっているのだけれど、何より少しでも朝、妻から追及されることを防ぐために。

「おはよう。昨日は遅くなってゴメンね」と家族に伝え、昨日飲みに行ったから仕事が終わってなくてと慌ただしく家を出る。

彼女の病名

彼女に体調の様子を伺うメッセージを送る。

痛み止を飲むか悩んでいる。と。

僕はひとまず飲んで午前は眠ったらと伝える。

でも、彼女は午後になっても病院に行かない。

彼女は「病院行かなくてもいいかなぁ。」と言い出す。今は痛みが落ち着いてるし。

何科に行けばいいのかも迷っていた。

もし子宮の病気であったらと思うと怖いのだろう。

さすがに僕も説得に乗り出す。

もし痛いならタクシー乗ってでもとにかく病院に行っておいで。

もしこれで何かあっても困るし、病院閉まった時間帯からまた痛くなったら困るでしょう。

行かなきゃダメかなぁ。と彼女はメッセージを送ってくる。

さすがに僕も強い調子でメッセージを送る。行って来なさい!と。

結局、彼女は病院に行った。

あの婦人科ではなく違う病院へ。痛みを堪えながら自転車でね。

診察の結果。

急性虫垂炎(盲腸)だった。

腫れ上がっていて、放置したら破裂するところだった。点滴薬で散らすことになったのだけれど。

病名がわかってホッとした。

家に帰ると、妻に聞かれた。

「昨日の同僚どうだったの?」と。

僕は答える。

「ああ、急性虫垂炎だったみたい。今日は休んで病院に行ったみたい。昼過ぎに連絡があったよ。申し訳ないと。」

最もな答え過ぎて、それ以上の追求はなかった。

同僚、以外は事実だから。

W不倫は、所詮不倫ですか?

彼が以前起きた出来事を思い出して書いてくれました。

よく覚えているよね 笑。私はほとんど覚えていない。痛くてそれどころじゃなかったから。今回書いてくれて、そうだったんだーと知った。

まさかW不倫中の彼とセックスした直後に虫垂炎(盲腸)の痛みが始まるなんてね。。

痛かったな。怖かったな。

遺伝的にも、いずれ虫垂炎になる運命だったと思うんだけど、

彼とのセックスが誘発したのは間違いないと感じる。

彼は、いけない所まで突き上げるセックスをするから。

経験したことのない激しいセックスをするから。本当にタフ。

それが痛気持ちよくて。あの日も、痛いようなすごく気持ちいいような快感が半端なかったこと覚えてる。特に浴室でね。痛気持ちよくて、あのまま続けたら死んでしまいそうで怖いセックス。あの快感は、絶対虫垂炎が疼いていたからに違いない。

実は、虫垂炎もアフターピル騒動も、出会って3ヶ月以内に起こった出来事。

こんな濃い試練を私達に与えなくてもいいじゃんね 笑?

試されているのかな。私達の関係を。とか、思っちゃう。

虫垂炎のときも、避妊失敗してしまったときも、彼はとても誠実だよね。こんないい人、よく出会い系で出会えたと思う。

出会って3ヶ月も経ってない時に、こんなトラブルに遭遇したけど、どうにか乗り切ってこれた。

何人かの人と、W不倫ってどんな関係が正しいのかわからないまま、お付き合いしてみたけど、今の彼はびっくりするくらい私に向き合ってくれる。想像以上に。

だから私も彼の誠実さに応えたいと思うし、そういう人に巡り会いたかった。

彼はいつも言うんだよね。普通でしょ?と。

全然普通じゃないから。

セックスした後に女が苦しみ始めたら、逃げる男も多いだろうね 笑。

射精後に、ゴムが外れていることに気づいても、黙っている男も絶対いるよね。

「W不倫」を、「第二のパートナーとの関係」って言い替えちゃダメかな?

きれいごと?

やっぱり、不倫は不倫なのかな。

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