平日の夜、ホテルで
ホテルの部屋で軽食
仕事終わりに彼女と会った。
僕はデイユースを予約し、先にホテルへ彼女に入って貰っていた。
そちらの方が、彼女がどこかで時間を潰す必要はないから。
チェックインできる時間が早めに設定できるなら、ホテルの一室で横になったり、なかなか取れない一人静かに休む時間を、確保して欲しいと思った。
彼女はいつも忙しいからね。
その日は仕事を早く切り上げ、定時にオフィスから出た。
そして「出たよ」とメッセージを送り、彼女の待つホテルへ向かった。一駅くらいの距離だから、小走りで。
部屋に入ると、彼女は軽食として、ピザとサラダ、そしてスパークリングワインを準備してくれていた。
待たしてごめんね。と言いながらワインのコルクを外す。
「乾杯ー!」 と。お互いを労う。
今日はどうだった?と、たわいもない話をしながらご飯を食べる。
バスルームで

そしてその後は、バスタブにお湯を溜め、彼女を後ろから抱くように二人でお湯に浸かる。
そこでも話をしながら。
彼女の体のラインを指でなぞり、胸を優しく揉む。
彼女の表示は、困ったような顔になり、更に乳首を指で嬲る。
少しずつ顔は赤らみ、口が開き、声が出てくる。
彼女を後ろに振り向かせ、その開いた口を僕の口で塞ぐ。
彼女は胸が小さいことをとても気にしている。
コンプレックスだと言う。
でも僕は全然そうは思わない。
むしろ綺麗だと思っている。バランスが取れている乳首と乳輪、そして胸の膨らみと。
彼女を前に向け、胸を口に含み、乳首を舌で転がす。彼女から抑えきれない声が漏れ、ユニットの中に響きだす。
徐々に脚を開かせ、その間を指でなぞる。お湯とは違うヌルっとした液体が彼女の中から溢れ出てくる。
それを続けると、彼女は我慢ができなくなり、自分自身の中に僕の指を入れようとする。でも、そうは簡単に入れてあげない。
彼女と僕は、様々な面で相性(波長)が合っている。笑うツボもかなり近いし、思考も近いのかな、同じメッセージが重なる時がよくよくある。
最初はワザと合わしているのだろうか?と思ったのだけれど、一緒に居るとそうではないことがわかってくる。
配慮し合うポイントもまた近いんだ。阿吽の呼吸というやつなのかな。
体の面でも、Mな彼女とSな僕は波長が合う。
彼女は伝えてくる、「限界まで責められのが好きなの」「痛気持ちいいのが好きなの」と。だから僕はその限界を広げようとしてしまう。
彼女を立たせて、片方の脚はお湯に浸けたまま、もう一方の脚をバスタブに、脚を開かせる。
そして、彼女のを口に含む。クリトリスを舌で剥きながら転がす。上下に舐めたり回したり、そして、中に舌を挿し入れたりしてね。
彼女は我慢ができなくなり、逆に僕のモノを口に含む。彼女は舐めるのが好きだから。
その間も僕は彼女の乳首を指で責め続ける。
彼女の口の中に収まらなくなるほどに大きくなれば、舐め続けたがる彼女の口から外し、彼女を後ろ向きにして、壁に手をつかせ、後ろから挿入する。
彼女の中の壁を擦ったり、奥を突いたり、彼女の奥の壁をゆっくり押したり、回すように嬲ったりして、彼女が快感で立てなくなるまで挿入を繰り返す。
そして、もう一度彼女とキスをしながら、お湯に浸かり、その後、ベッドへ移動する。
ベッドで
ベッドの上で、キスをしながら、正面から彼女の中に入り込む。
彼女自身の力が抜けるくらいまで、出し入れを繰り返す、ちょっとだけ強めに、彼女が息ができなくなるくらいまで。
そのまま彼女を横に向け、脚を抱えるようにして、深く奥を掻き回す。彼女はこれが好きだから。この体位は奥深くまで入り込むから。
更にそのまま彼女を後ろ向きに回転させ、今度はベッドの上で後ろから突き上げる。彼女の腕で自身の体を支えきれなくなるまで、長く、テンポよく。
そして、より強い刺激を与えるために、力が入らなくなった彼女を、ベッドから引きづるように下ろして、ベッドに手を置くような形にして、立ちながらより強い突き上げを後ろから送り込む。
最近の彼女はその強い刺激がなければ、満足できなくなってきていて、
音が出せないような場所でも「もっと強く、お願い、もっと!」と言ってくる。
もうその頃には、彼女の声は唸るようになってる。そして、「もう駄目だよ無理だよ」「おかしくなっちゃう」と。
更に僕は彼女を責める。
そのまま彼女を上にして空気椅子に座るような体勢にして、下から突き上げる。上に逃げようとする彼女を逃がさないように腰を掴んで何回もね。
そして、そのままキスをしながら抱き抱えるような体制に移行し、また、下から突き上げる。
息ができない苦しさと快感を与えるためにね。
ベッドから僕は降り、僕の首に手を回して自身の体を支える彼女を、立った状態で突き上げる。彼女自身の体重が全て掛かるから、彼女はより強い刺激を感じれるみたい。
長い時間、この体制を維持するのは難しいけれど。
その後は二人ベッドに倒れるようにして、前から重なり合う。
ここからはお互いの気持ちを、言葉ではない形で伝え合う。
ゆっくり繋がったり、強く繋がったり、波の上を滑るようにね。
キスを交わしながら、時に彼女の胸を口に含みながら、より気持ちよくなって貰うために。
彼女は耐えきれなくなって
「ねえ、お願いだからもう、いって!」
「気持ちよくないの?もう無理だよ。体に力が入らないの」と言ってくる。
十分に気持ちいいよ。とてもね。
だからこそ、この時間を少しでも長く感じていたい、重なることで一つになったこの状態の感覚を。
でもそれは、なかなか言葉では、彼女に伝えられていないのかもね。だから不安にさせるのかな。
波が盛り上がって行くようにより強く深く、彼女を攻める。彼女を強く抱きしめ、キスをしながら。
その日は、「おかしくなっちゃう、どうなるのか怖いよ」「お願いだからもういって。お願いだから」と彼女は言っていたような気がする。
彼女の耳元で、「いくよ 」と小声で伝え、より速度を上げて、息が切れるくらい、深く強く突き上げる。
最後に奥まで深く差し込み、少しの間停止する。そして、抜いて彼女のお腹の上に放出した。
その瞬間、彼女は、
「あぁ、あー、出ちゃう出ちゃう!」と叫び声のように叫んで、そして「出ちゃった…」と、顔に手を当てていた。
見ると、潮が出てしまったみたい。シーツがその場所だけ濡れていた。
突然の目覚めと異変
僕らは抱き合いながら深い眠りに落ちた。汗をかいたまま、ぐちゃぐちゃになりながら。
長い時間抱き合っていたのだから仕方ない。
1時間くらい眠っていただろうか、突然彼女が起き上がった。
「気持ち悪い…」と口に手を当てて、フラフラしながらトイレに駆け込んで行く。
その後ろ姿を見ながら、時計を見る。
9:40 p.mを指していた。
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