避妊失敗。彼女の中でゴムが外れていた…アフターピル騒動

避妊失敗。アフターピル W不倫のトラブル・悩み

避妊失敗

ゴムの中に精子がない

彼女から抜いた時に外れていた。

そう、ゴムが。

「まずい」

「ん?」

「外れてる。ちょっと待って」と、 彼女の中に指を入れる。

「んっあっ」と彼女。

余韻があるんだろうな…

でもそれより、探さないと。

前側から指を回すが感触がない。そして後ろ側へ、そして奥へ。彼女の中はじっとりとまだ濡れている。

指先にゴムの感触。

あった。

指に引っ掛け、前側に持ってきて彼女の中から引き出す。

顔の前に垂らして見てみる。

中身なんてもう無い。そりゃそうだ。

ぐちゃぐちゃと丸まってる。

排卵日にヒットか

さて、どうしよう。完全に彼女の中に精子が漏れてる。

「ゴメン」「多分というか確実に中に漏れてる」

「えっ…」

「そっか…。」

「昔、旦那さんもそんなこと言ってた。」

「それからゴムを着けなくなったの、そっちの方が安全だろうということになって…。」

「私、引き込みやすいのかな?」

「でも、どうしよう」

と、彼女。

「今日はどの辺り?体サイクル的には?」 と僕は彼女に聞いた。

「2日前に排卵痛があったの」

彼女は排卵痛が酷い。

だから排卵日が分かりやすい。これは、かなりの確率でアウトだろう。

前に彼女は話していた。

排卵日を狙って、旦那様と中に出し、その1回だけで妊娠したと。

多分彼女は妊娠しやすい体質なんだろうと思う。

経験上、同じように、僕もそんな体質なんだろうと思うけど。

彼女の顔を見ながら考えてた。 どうすべきか、何とかしないとね。

彼女の目を見ながら、解決策を…(彼女の瞳は茶色いんだ、とても。)そんなことを考えながら、頭の中である記事の記憶を思い出していた。

スマホを取り出し調べる。

婦人科なら処方してくれるらしい。

アフターピル(緊急避妊薬)を提案する

彼女に言う。

「アフターピルを処方して貰おう」

「婦人科なら処方してくれそうなんだ。」

「ただ、ごめん。副作用がありそう…」と。

「副作用?どんな?」

「吐き気とか、気分が悪くなるとからしいんだ」

「なんか怖いなぁ」

「明日じゃ駄目?せっかく会えたんだよ。もっとくっつきたいし。そしてもう歳だし大丈夫じゃない?」
と彼女は言う。

ただ、もし妊娠させてしまったら、彼女の体に一番負担を掛けることになる。何よりいろいろな面で、悲しい思いになると想像できる。それは回避しないと。

「時間が経過するほど避妊率は下がるみたいなんだ。そして明日は日曜日、病院お休みになってしまうよ」

今は、土曜日の夕方4時過ぎ。ラブホの一室。
時間だけが過ぎて行く。

「わかった」と彼女。

アフターピルのために婦人科へ

婦人科…僕の知らない彼女の過去

僕は、今いる場所の近くで、開いている婦人科を探し始めた。

彼女もスマホで平行して調べ始めた。

そして、 「まだ、やってる」 と彼女が言った。

「診察受けたことのある婦人科があるの、ここからは離れているけど、家の近くに」

「あぁー……。でも行きたくないなぁ」

「ん?」「知らない婦人科の方がやはりいいよね。」と僕が言う。

彼女は一瞬、視線を止めて、

そして少し間を置いた後に話し始めた。

「言ってなかったけど…」

「そして、もう治ってるから、嫌にならないでね」

「なに?どうしたの突然?」

「実は、あなたと重なるちょっと前まで、その婦人科で診察受けていたの」

「とても痒くなって仕方なくて」

「それで不安になって病気じゃないかと」

「あそこが…」

えー。

「でもね結局、病気じゃなかったの」

「ただ、性病うつされたとも思って、信じられなくなって、前の男性と別れた要因の一つにもなったの」

「ただ、あそこが風邪ひいてようなもの…だったから」 「だから大丈夫だから!」

おや、なんなんだこの状況。

また凄い告白をこの時にぶっ込んできましたね。

しかし、そんな状態になるまで…

どんなHして来たんだか?前の彼と。

というか、今はその話をしてる場合じゃない!

急いで婦人科に向かう

「何時までその婦人科開いているの!?」

「6時に受付終了になりますー」

「行くよ」

急いで乗り換え案内を調べる。その婦人科には、あと20分後には電車に乗らないと間に合わない。

まだ二人とも裸の状態だ。

「シャワー浴びて急いで出るよ!」

「えー、せっかく一緒になれる時間作れたのに…。ホテルに入ってまだ少ししか経ってないよ。ここ割と値段高いホテルだったし勿体無いー」
と言いながら彼女はくっついてくる。

……。

いやいやいや、ここでまた重なったら駄目だ。間に合わせないと。

彼女を抱き抱えてシャワーへ向かう。

婦人科でアフターピルを処方してもらう

閉院前に婦人科に到着。僕も一緒に婦人科に入った。

何かサインをする必要があるかもしれない。そう思ったから。

彼女が受付をする。

彼女は診察に呼ばれ、待合い室を出て行った。

僕は一人待合室で待つ。他に診察を待つ人はいない。静かだ。

婦人科の待合い室に男性一人。不思議な光景。

受付のお姉さんが二人、何か仕事をしながら、静かに話している。

「彼が性病の疑いのある男だよ」とか真顔で話しているのかな。半魚人みたいに思われているのかな。

そんなことを考えながら彼女を待っていた。

出てきた。

「処方された。これ」と彼女は薬を見せる。 仰々しく、箱の中にカプセルが一粒。

「会計しないとね」と彼女が言うと同時に、僕がお金を出す。当然、払うつもりだった。

僕の不注意だったし、結果的に、彼女に薬を飲んで貰うことで負担を掛けることになるから。

「いいよ。私が払う。あっ、でもお金が足りない…」

医師のすすめもあり、避妊率が高く、副作用も少ない緊急避妊薬(アフターピル)「ノルレボ錠」を彼女は選択した。

保険適用外のため、価格は高い。確か15000円くらいだったか。

アフターピル(緊急避妊薬)とその後

病院を出て、彼女と歩きながら帰る。

彼女は帰り道で、早速、薬を飲む。

早い方がいいよね、とペットボトルの水を飲みながら言う。

結局、彼女はそこまで副作用を感じることなく、翌日まで過ごした。

そして、生理を待つ。

この件を界に、彼女は基礎体温を取るようになった。

毎朝、メッセージと共に基礎体温が何度だったかを送ってくる。

そして、僕はアプリに基礎体温を記録する。

今では、そのアプリのアカウントを共有にして、彼女の体の変化を、お互いで記録している。正しくサイクルを把握するためにも。

生理は来た。

ただ、彼女が混乱の中で告白した、過去に婦人科に通っていた話。

それが、後に彼女の体に異変が起きた時、
僕らの思考をそこに留めさせ、正しい判断を下せずに時間だけが過ぎる問題を引き起こすことになる。

それはまた今度に。

同じ日 彼女もこの日のことを書いている。

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