私が夫のアスペルガーを意識したきっかけ
私たち夫婦のセックスレスは、どうもだんなさんのアスペルガー症候群気質が関係しているようです。
だんなさんのアスペルガー症候群気質に気づいたのは、たった1年半前のこと。
セックスレスに20年悩み、W不倫の彼と関係を築いて3年経とうとしている頃でした。
もっと早くだんなさんのアスペルガーに気付いていれば…と思うこともあるけど、きっと不倫に踏み出すという結論は同じだったと思います。
私は20年もセックスレスに悩んで、どうしたらセックスレスが改善されるか、たくさん調べたし、試したし、だんなさんと話し合いもしてきました。
自分の性欲をごまかすために他のことに打ち込んだり、バカみたいな「生涯セックス回数理論」を作り、信じ込んだ時期もありました。
出産後は、セックスレスだけでなく、心も繋がれない孤独感から鬱状態に。心療内科に通い、服薬していました。
コーチングを学ぶことで、どうにか自分を立て直し・・・今は、出会い系で出会った彼と良好な関係を築き、心も体も満たされています。
そんな中で始めたのが、このサイト。
私の体験が、だれかの役に立てばと思い始めたのですが、逆に、見てくださった方からコメントをいただき、とても大きな気付きを得ることができました。(そのコメントの記事はこちら)
だんなさんの持つアスペルガー症候群気質についてです。
発達障害について、少しは知識があるつもりでした。
でも、自分のだんなさんを、そういう視点で考えたことがありませんでした。
当事者って、そうなんですよね…。周りから指摘されて初めて気づく。
アスペルガーについて知れば知るほど、だんなさんの今までの行動が腑に落ちるんです。
アスペルガー症候群
アスペルガー症候群は病気ではないです。発達障害のひとつです。
現在はいろいろまとめてASD(自閉スペクトラム症)と呼ばれています。
今は空前の発達障害ブームですから、特に子育て世代は、お子さんの問題行動等で、発達障害についてご存じの方も多いのではないでしょうか。
私達は皆、先天的な脳の機能に、大なり小なり機能障害を持っていて、それが後天的な環境要因と関係し、その人のパーソナリティが作られていくのだと思います。
生まれつきのベース×養育環境・人間関係で、発達障害の現れ方は変わってくるのでしょう。
「おとなの発達障害」なんて、よく聞くようになりましたが、大人になり、仕事をしていく中で、はじめてつまずきを感じ、自分が発達障害であったことに気付く。
気付いた途端、腑に落ちて、生きやすくなった…とか、よく聞きますよね。
アスペルガー症候群も、知的発達や言語発達の遅れがないため、気付かれにくく、ちょっと変わった人…と思われるくらいで、普通に生活できていることが多いです。
アスペルガー症候群の特徴をざっと説明すると…
まぁ、私なんかが説明するより、アスペルガー症候群については、ググってもらえればいくらでも情報があるので、いろいろ見ていただければと思います。
これが見事なくらい、だんなさんに当てはまるんです…。
アスペルガーを意識してからは、だんなさんの言動に心乱れなくなったし、子どもたちへのフォローも上手くできるようになりました。(子どもたちも成長したので助けられています。)
そしてなにより、私は自分を責めなくなり、心が軽くなりました。
共感の乏しいアスペルガー症候群のパートナーを持つと、自己肯定感が下がり、鬱状態になる人が多いのだそうです。(カサンドラ症候群)
カサンドラ症候群についても、調べればたくさん情報が出てきます。
カサンドラ症候群に陥った人のための互助会のようなものも存在します。だんなさんがアスペルガーだと、孤独感がすごいから、理解してくれる人が欲しくなる気持ち、とてもよくわかります。。
セックスレスとアスペルガー症候群
でも、アスペルガー症候群やカサンドラ症候群の情報はたくさんあっても、なかなかはっきりとセックスレスとの関連について触れている情報はないんですよね…。
アスペルガーのパートナーとの性生活については、エピソードのひとつくらいにしか触れられてなくて、なんとなくタブーのような雰囲気…。
結婚したら、夫婦でしかセックスすることは許されないのに、アスペルガー気質のせいで、セックスしたい気持ちを共感してもらえず、セックス無しの生活を強いられるというのは、深刻な問題だと思うのですが…。
また反対に、セックスしたくない気持ちをアスペルガー気質のため理解してもらえないと悩む方もいるのだと思います。
アスペルガー症候群は、性に対する考えが独特な方が多いようですね…。
私のだんなさんの場合、どんなに私がセックスレスで悩もうと、泣いて訴えようと、私の気持ちを理解することが難しかったのだと思います。
話し合いをした時の、あのポカンとした感じ。
セックスしないくせに、子どもが欲しい欲しいと何度も言ってきたこと。
傷つくことがとても多かった…。
経験上、だんなさんのアスペルガー気質とセックスレスは関係があったと確信しています。
どうして愛しているからセックスしたい私の気持ちを理解してくれないんだろう?
歩み寄ろうとしてくれないのだろう?
どんなに訴えても響かない夫の様子に怒りも覚えたし、セックスしたいと思ってしまう淫乱な自分をどんどん嫌いになったし、相手にされない女性としての自分をとても惨めに感じていました。
でも、すべてはアスペルガー特有の脳の構造とか処理能力の問題だったのかな、と思うと、辛かった気持ちがフッと軽くなります。
だんなさんにはアスペルガーの気質があったのに、真正面から対等にぶつかろうとしたからダメだったんだ、と今なら思えます。
アスペルガー気質のだんなさんとは、なにをどう頑張っても、セックスレス改善は無理だったんです。
もっと早い段階で、だんなさんはアスペルガーだと気づいていれば、私はセックスレスで20年も苦しまなかったでしょうし、違う人生を歩んでいたかもしれません。(愛しい子どもたちにも会えなかったかもしれませんが…。)
セックスレスに悩む誰かの救いになれば
いくら話し合っても、セックスレスが改善されず、悩んでいる人も多いと思います。
もしかしたら、パートナーにアスペルガー症候群の気質があったりしませんか?
セックスレスに悩む人が、セックスレスの原因が、ずばりアスペルガーの気質のせいなのでは?と疑うことは、なかなか難しいと思います。
現に私がそうでした。
セックスレスの悩みをいくらネットで検索しても、「パートナーのアスペルガー気質が関係あるかも!」なんて情報は出てきません。
ネット上、セックスレスとアスペルガーを結びつける情報はほとんどないんです。
私はこのサイトにコメントを頂けたから、だんなさんのアスペルガー気質に気づくことができました。
ビンゴだったので、アスペルガーについて知れば知るほど、「だからセックスレスになるのか」と納得できました。
だから、今日は、とってもマイナーで少数の方にしか当てはまらないかもしれないけど、セックスレスとアスペルガー症候群の関係について書いてみました。
残酷かもしれないけど、アスペルガー症候群のパートナーとセックスレスの改善は見込めないと思います。
私は40歳になる直前に、自力で新しい人生に仕切り直しました。
情けなかったけど、出会い系を利用して。
結果的に間違ってなかったと思っています。
私はもうだんなさんを恨み続ける人生を終わりにしたかった。
死ぬ前に後悔する人生も嫌だった。
正しい生き方に囚われ、自分の性欲を押し殺すことも限界だった。
だから、勇気を出して出会い系に登録し、これからの人生を一緒に歩めるようなパートナー探しに踏み出しました。
このサイトで綴っていることは、全て事実です。
もし、同じように悩む人がいるのなら、私と同じように新しい世界に一歩踏み出すことをおすすめします。
具体的に、既婚でもパートナーを見つける方法をこのサイトに詳しく書いています。
いくらでも「人生を仕切り直そう!」とか漠然としたことは言えるけど、私はもっと具体的現実的にアスペルガーのセックスレスから解放される方法「パートナーを見つける方法」を伝授します。
どう思われようが、かまいません。
あの苦しみは、経験していない人にはわからないです。
ひとりでもセックスレスに悩む方の救いになれたらうれしいです。
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