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体の関係になった翌日のメッセージ
体の関係になった翌日から、彼とのメッセージはより親密になっていきました。
私よりも、彼の方に変化があったように思います。
彼と2回目にあんな展開になったけど、会っているときは本当に優しくて紳士的。
常に私に失礼のないように気配りをしてくれる人でした。
でも、翌日のカカオでのメッセージのやり取りは、別人かと思うような内容。
恥ずかしげもなく昨日のセックスの内容をバンバン送ってくるのです。。
「カラダの匂いが甘いよね。あの濡れる香りも甘くていい。匂いが合うかは重要な要素。」
「している時の、表情も声も反応も好きな感じだよ」
「濡れる感触がサラッとしていて好きだし、キレイ」
「正直、今日も重なりたい」
もう赤面してしまうようなメッセージのオンパレード。
あの紳士的な彼が、こんな内容を仕事の昼休みに打っているの?
会っているときは紳士的に振る舞っていたけど、体の関係になったことで、一気にもてあそばれてしまうのではないか、私を性奴隷(なにそれ笑)にしようと企んでいるのか?と警戒しました。。笑
(初めてのセックスはとてもやさしかったのにね。。)
でも、昨日のセックスの話に混じって、ふつうに家族のことや仕事のことなど、日常のメッセージも相変わらず送ってきてくれる。。
私は混乱しました。
今まで体の関係になった男性は、私とのセックスを思い出したくなかったのか、毎日の生活と切り離しているからか、メッセージに残したくなかったからか、セックス事後に関する内容をメッセージすることはタブーな雰囲気がありました…。
特に当時、彼と同時進行でお付き合いしていた社長はそうだったし、それに私は傷ついていたから…。
思い出しても大して楽しい内容のセックスだったわけじゃないし、終わったことは終わったこと、と私も忘れるようにしていました。
なので、こうやって堂々と昨日したセックスについてフィードバックをされ、私はビビりまくったのでした。
確かめたい
彼と初めて体の関係になってからの数日、相変わらず彼からは「とても心地のいい時間だった」と私とのセックスを思い出すメッセージが続いていました。
波長が合う。後ろから抱きしめているだけで心が落ち着いた。休日の朝に一緒にのんびりした時間を過ごして重なりたい…。
もう、だんだんこれが彼のスタンダードなんだな、と思えてきました。
私のことを必要としてくれる感じは伝わってくるし、彼にとってはセックスは「性欲解消の行為」ではなく「愛情表現」のひとつなんだと理解し始めていました。
ただいやらしい内容のメッセージを送って、エロい気分を満喫したり、私をからかっているのではない。体の関係になったから終わりではなくて、これからの私との関係に希望を持ってくれているような、そんな雰囲気でした。
だからといって、私にロックオン、という感じではなく、仕事も家族とも、バランスをとる中で私とうまく接してくれているのもわかりました。
W不倫と言う関係になるので、変にのめり込まれるのは怖いですからね…。
このバランス感覚は、重要だと思いました。
一つ気になることは、会っているときの落ち着いたクールな印象と、メッセージ内容とにギャップがありすぎる点でした。
当時彼にも伝えていました。「会っているときの雰囲気と、メッセージの内容が、あまりに違い過ぎて別人のように感じます」と。
彼は「そうかな?感じたことをメッセージにしているだけだけど」と、よく自覚していないようでした。
まだ彼には2回しか会ってない。
私はもう一度早めに会って、彼の真意を確かめたいと思い始めていました。
体の関係になってから初めて会いに
またまた突発的行動に出る
私はちょっと大胆な行動に出ました。
14時ころ、都心で仕事が終わり、家に帰ろうとしていたのですが、乗り込んだ電車が、彼がちょうど参加している展示会イベント会場の最寄り駅につながる電車だということに気付きました。
会いに行っちゃおうかな、と突発的に思いました。
仕事が終わったメッセージを送った時、これから遅めの昼食に出る、と返事が来ていたので…。タイミング的にも会えるのでは?とふと思ったのです。
こういう関係だもの、普通は仕事場に行くなんて絶対やらない。
でも、大きなイベントで、彼の会社の人は数人が当番制で来ているだけだと言っていたし、いくらでも紛れることはできそうかなと。
彼にメッセージを送ると、少し戸惑っている様子はあったけど、お昼の時間を私の到着に合わせてくれると言ってくれました。
やさしい…!この、私のためにがんばって時間を作ってくれる感…。こんな関係で得られるとは思っていなかったから、素直にうれしくなってしまい、ルンルンで展示会会場に向かいました。
仕事の合間の彼と
方向音痴の私のために、彼は駅まで迎えに来てくれました。これもうれしかったー。
彼は初めてのスーツ姿でした。とてもかっこよくて、わたしはひとり勝手に照れていました。。やっべ、かっこいいなこの人、と思いました 笑。
かたや私は、お気楽なドット柄のワンピースだったので、展示会会場周辺にいるたくさんのサラリーマンから完全に浮いていたと思います。。
しかし彼は、相変わらずの渋い顔ですよ…。まじーめな顔。
現れた彼の表情を見て、「やばい、無理させてしまい怒っている??」と自分の突発的な行動を後悔しました。
表情が無表情なのかなぁ。まぁ今でも待ち合わせとかで会ったとき、うれしそうでもニコニコしてるわけでもないから、これが彼の普通なんだろうな。
まだ関係に自信のない頃だったから、とても心配になりました。
2回目に会った時と同じような居心地の悪さを感じつつ、人目を避けて歩きます。
一緒に歩きながら、この前初めて体の関係になった人と仕事の合間に会っちゃった…、とそわそわしました。
あの日以降、彼からくるたくさんのメッセージで、体だけ求められているわけじゃない、関係を進めてもいいんだと判断したから、無意識に大胆な行動に出たんだと思います。
許されると思ったし、試したかったんだと思います。
でも、リアルで会う彼はやっぱりメッセージとにギャップがある…。
びしっとしたスーツ姿だったし、仕事の合間だったし、私に対して甘い雰囲気ではありませんでした。
私は「仕事場に来ちゃうなんて、勘違い女みたいで、やっちまったかな…」とどんどん不安になってきました。
ランチタイムはどこも終わっていたので、軽くパスタの食べられるお店に入りました。
彼は仕事合間だし、お店に入るまで、とても警戒していたみたい。
席に座ったら、彼はほっとした表情に変わり、穏やかな会話が始まりました。私もやっと気分が落ち着きました…。怒ってはいないみたいだ。
彼はね、声が落ち着いているし、私の今まで出会った男性の中で、一番声が小さい人!笑(超小さい。しかも自覚がない…)
静かな声で「来てくれてありがとうね」と言ってくれました。
展示会の内容とか、仕事の話とか…。ちょうど私の子どもの関心のある分野と同じだったので、その話を少ししたら、彼はとても乗ってくれて、それがうれしかったのを覚えています。
なんかさ、既婚者同士だと、お互いの家族の話って、タブーというか、スルーというか…。意見や助言をすることは避ける傾向がある気がします。…部外者だからね。
でも彼はなんだか、私の家族のことまで受け入れてくれるような雰囲気があって、私の子どものことも出しゃばらずに、自分のできる範囲で理解しようと努めてくれるの。
それをこの時感じてね。
時間がなかったので、まだまだ話していたかったけど、お店を出ます。
彼は時間がないのに、私を駅まで送ってくれました。
さよならを言って、エスカレーターを上がって振り返ると、彼がまた、じっと見送ってくれている姿がありました。きゅんとしました。
体の関係になってから初めて会ったけど、すごく普通に穏やかに過ごすことができた!
もし、体の関係だけがメインと思っているなら、こんな時間は無意味だし、こんな風には接してくれないよね?と思いました。
過激な?メッセージを送ってくる彼だけど、実際に会ってみても丁寧に大切に接してくれたのがとてもうれしくかったです。
3回目に会ってみて、セックスだけで終わらない関係を築いていけそう…信じていいのかも、という思いを強くしました。
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