前の話はこちら↓
Sさんと肉バルで。頭をよぎる社長のこと
お店に入り、注文を。
ここでもSさんは男らしさに欠ける感じだった…。
飲み物はともかく、肉好きということでSさんが選んだお店なのに、特に食べたいものがないらしく、「何が食べたいですか?」と私に訊くばかりで…。
オーダーを取りに来てくれた店員さんを前に、一向に注文するものが決まらない 笑。
結局、Sさんの出方を見つつ、私がオーダー権を握り、注文を仕切る感じに。
肉バルだったから、いろんな種類のお肉があり、部位や焼き方、付け合わせの野菜をチョイスしなくてはいけなかったのね。
おすすめの焼き方や、好みに合わせて部位を注文したり、店員さんと多少コミュニケーションをとりながら決めていく注文のスタイルでした。
私だって、こういう時、できるだけ男性を立たせてあげたい、と思うんですけどね…。Sさんは遠慮がち。どうぞどうぞ、という感じ。
私の好きなものを、というSさんの態度が、初対面のわたしを逆に疲れさす…。。
Sさんは、私が店員さんと話しながら注文を仕切る姿を、ニコニコニコニコのんきに見ている…。
年下だからしょうがないのかなぁ。
何一つ決められないから、子どもの注文をしてあげているような気分に。。
なんというか、Sさんは大人の男性としてのどっしり感がない。大人のゆとりと言うか…。
…ついつい社長と比べてしまった。社長は全く逆のタイプだったから…。こっちの出方なんてみないし、逆にこれがおすすめ、と店員さん以上の知識を私に教えたがるような人だったから。
実は、Sさんとの待ち合わせに向かう途中に、社長からメッセージが来ていたの。
めずらしく、「私のことを思い出していたよ」って、感情の入ったメッセージ。。
なんだか今から社長から乗り換えるための他の男性に会うのに、罪悪感を感じてしまっていて…。そういうメッセージ送ってくるタイミングが悪すぎる。せっかく次に行こうとしているのに。
そんな状況だったから、無意識に社長とSさんを比べてしまっていたのかも。
Sさんと話したこと
正直に、PCMAXで知り合って、既婚者の方とお付き合いをしている、現在進行形だけど、こういう理由でたぶん自然消滅すると思う、ということをSさんに伝えました。
出会い系で初めて会うと、必ず今までの出会い系の経験を話すことになるね 笑。
Sさんは特に驚く様子もなく、なに話しても、平常心でニコニコうんうん、と話を聞いてくれていました。
リアクションが少なく、私が話していることについて、どう感じているのかがわからなかった。
メッセージのやり取りと別人のように、自分の意見や感想を口にしないの。
Sさんはこういう出会い系マッチングサイトで女性と会うのは、私が初めてだと言っていた。
メッセージのやり取りが続いたのも、個人連絡先を交換したのも、私が初めて、と言っていました。
Sさんは、すっごくはっきりとした口調で、保険の営業マンみたいに話す人。
で、その口調で滑舌よく「PCMAX」という単語を連発するの 汗。
全く伏せて喋らない。。「あのサイト」とか「あそこで」とか言わない。はっきりと「ピーシーマックス」と大変聞き取りやすい声量で話してくる。。
それがもう、なんとも恥ずかしくて。。
少し広めの円卓に向かい合わせで座っていたから、ある程度距離があり、しっかり話さないと聞こえない感じではあったけど、店内は私たちとあと1組だけで、とても空いていた。
もう、「PCMAX」という単語が、店内にいるみんなに聞こえてしまうのではないかと、ハラハラしてしまいました。
なんか人のいい営業マンみたいなんだよね。ニコニコと失礼のないように、いろいろわたしから話を聞こうとしてくる…。かといって、自分の考えは言わない。
たぶん聞き上手なんだろうね。
Sさんの質問→私が意見を述べる、Sさんの質問②→私が意見を述べる・・・この繰り返し。
あ、面接官みたいだったな。優しい聞き上手な面接官 笑。・・・いや、私があなたを面接しに来たのに、なんで私がたくさん話す展開になっているんだ??
質疑応答ではなく、ふつうに会話したくて、なんだかとても気を遣った。
How about you?といちいち言ってあげないと、自分の話をしないから…とても遠慮がちな人だったのかな。
Sさんの理想と現実が違い過ぎて困惑…
たまたま、ネットの副業で私が収益を上げている話になると、「すごい、すごい!」と尊敬の眼差し。。Sさんも同じことをやっているが、全く収益が上がらないのだそう。だから私のことを「本当にすごいですね。器用ですね。なんでもできるのですね。」と絶賛の嵐。。
いや…どっちかっていうと、私は褒められるよりも、尊敬する人を慕いたいタイプなんだが。。一緒に上を目指せるような…。
むしろ、ネットで収益も上げられないなんて、どんだけ努力してないんだよ、中途半端な奴だなぁ、とマイナスの印象に。。人生切り開きたいなら、死に物狂いでやれ!と喉まで出かかってました 笑。
他にも、Sさんはなかなかに壮大な人生観を持っている割に、料理が全くできないという話に。。
え?と思った。
「僕が料理できないことを知っていて、休日の昼間に妻が遊びに行って帰ってこないんです…。」って真剣に嘆いているんだよ!?
え?え?って耳を疑ったわ。。
30過ぎた大の男が、料理できないって、ひとりで生きていくことできないじゃんwww
自分の世話もできない、奥さんに料理を全部任せているような無能な夫が、家庭を維持しつつW不倫を試みようと??
言っていることとやっていることに矛盾をちょいちょい感じる。
私、Sさんに「料理くらいできないと、生きていけないよ?」とちょっと呆れモードで言ってしまった。。
もっと深い話ができるかと思ってSさんに会ってみたのに、なんとも低レベルな話しかできず、心の中でSさんへのダメ出しを何度も我慢したのでした。。
なんかこの人…、受け身で、甘えん坊で、自分の力では変わろうとしないくせに、理想だけは壮大な人…。
違う。私が求めているのはこういう男性ではない!!
女性店員さんの反応で「だよね」と思う
ここのお店のサービスをしてくれる女性の店員さん、私と同い年くらいの派手な感じの人だったんだけど、なんとなくその彼女が、私を憐れむような視線を投げかけてくる気がしたんだよね。バカにするとか嫌な意味じゃなくてね!
「なんでこんな男性と二人きりで食事?」って感じだったの 笑。思い違いかもしれないけど、注文するときの頼りなさから、なんとなく、私に対して「お世話、おつかれ~」って感じだったんだよね 笑。店員さんも、Sさんに対して呆れ気味と言うか…。
で、男性が、ピーシーマックス、ピーシーマックス、連呼でしょ?
もう、わたし、恥ずかしかったよ、ほんと。この女性の店員さんにいろいろ勘づかれているのではないかと。店員さんが「ピーシーマックス」を出会い系サイトだと知っているかはわからないけどさぁ。
そんな私に同情の視線を投げかけてくる女性の店員さん、
追加の注文をした時のその店員さんの一瞬のしぐさを私は見逃さなかった。
そんなに至近距離でないのに、彼女はSさんが注文を始めると、サッと手で鼻を覆ったのだ!!
そう、Sさんは強烈な口臭の持ち主だったのです…
出会った時から、気のせいかな?と思っていたSさんの口臭疑惑、店員さんのしぐさで確定。
わたしはそれを見て「やはり」と確信し、「ナシだな」と、揺らぐことなく判定。
お客さんが注文し始めたら鼻を手で覆う店員さんもすごいよね 笑。なんとなく、この店員さん、Sさんのこと嫌いなタイプの客だったんだろうなーと感じた 笑。
ほんの数秒も耐えられないほどの口臭のSさんもすごいよね。。
(つづく)
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