前の話はこちら↓
カカオのメッセージで消耗
わたし、社長からのメッセージ、いつもソワソワ待っていた。
でも、それ、恋しちゃったから、とかではなくて、「私への感情の入ったメッセージ」が来るのをいつも待っていたんだと思う。
今度こそ、今度こそ、と思いながら、毎日メッセージが来るのを待っていた。
カカオのメッセージ着信音が、なんとなくトラウマなんだよね。(もちろん今は変えているけど)
いつもメッセージが来るのを待っていたから、敏感になってて。
あの着信音が来ないと、もう、何度もスマホ見ちゃってさ。イライラ、ソワソワしてしまっていた。
既読になっているのか、何度もチェックしたり、既読なのにどうして返信してくれないんだろうとイライラしたり。
待ちに待ったメッセージが来ても、すぐには既読にしなかったり。だってすぐ読むなんて、待ちわびていたみたいで悔しいもん。
少しメッセージを寝かせてから、今度こそ…と思ってメッセージを開く。
期待するようなメッセージではなく、なんとなく凹む…。
そんなことの繰り返しだった気がする。
社長は忙しい人だったから、毎日来るメッセージは、まるで一日の出来事を綴った連絡帳みたいだった。
一日の業務連絡。ちょっと自慢も入りつつ 笑。
リアルタイムでやり取りすることなんて、ほとんどなかった。
家庭との線引きをかなりきっちりしている人だったから。
その割に、家族の話もすごくするし、家族とお出かけしているときに写真撮って送ってきてくれることもあったし、なんか、わたし、ほんと連絡帳か日記帳みたいだな、と思ってた。
たまに、私のこと求めてくれている?と思うようなメッセージが来ると、逆にそっけない内容を返信して反応を見たり。何やってるんだろう、わたし…と思いながら、意地になっていた。
再び、孤独感
唯一、W不倫関係について打ち明けていたシングルマザーの友人には、「焦らしたりして、社長に恋しちゃってる証拠だよ~!」とだいぶからかわれたけど、心から「違う」と言い切れた。
社長に恋愛感情なんか持ってなかった。
尊敬はしていたけど、どうして私に興味のない人を好きになれるよ?笑
確かに体の関係はあったけど、それだけ。
社長とは、体は繋がったけど、心は繋がらなかった。
だから、お遊びみたいなセックスだったように思う。
こんなことしちゃって、あんなのも使っちゃって、とにかく『セックス』という行為なだけであって、充足感は得られないというか…。
社長とは何度もエッチしたけど、性的な快感は得られても、その場限定の快感で、毎日の生活が潤う感じはしなかったの。
黒光りの車でドライブしたり、渋谷を昼間ぶらぶらしたり、デートっぽいこともしたけど、なんかしっくりこなかった。
性的欲求は満たされているはずなのに、日常はさみしい気持ちと戦ってる感じ。
あまりセックスレスの頃と変わらないさみしさ。切なさ。孤独感。
だから、社長からのメッセージを待ち焦がれたし、次に会う約束がないと不安で仕方なかった。
それは社長に愛されてないとかそういう不安じゃなくて、やっぱり私はひとりぼっちには違いない気がして怖かったから。
私の誤算
出会い系で知り合った社長と、毎日メッセージを交わし、定期的に会い、セックスをし、それで満たされる予定だったのに、実際は満たされなかった。
これは誤算だった。
私が求めていたのは、そんな単純なことではなかったことに、社長と付き合う中で、だんたんと、はっきり気づくようになるのでした。
社長にとって私って、なんなんだろう、とすごく思った。
社長にとって、特別な存在になりたかったんだよね。
でも、なれないことも分かっていた。お互い既婚者だからね。
相手は社長じゃなくてもよかったんだと思う。とにかく誰かにとって、特別な存在になりたかった。求められる存在になりたかった。
それに、社長との関係は婚外恋愛ではなかった。
気持ちが入っていなかったから。
社長は、W不倫だし、気持ちなんて入らない関係を求めていたのかな。
立場的にもリスクでしかないもんね。よく言ってた。社員の家族の人生背負っているから、プレッシャーを感じるって。(そのくせ不倫してるし、脇があまいけどね。。)
日常ではあっさりと。会っているときだけ、恋人同士のように振る舞う。
私はそういうごっこ遊びみたいなのはできなかった。プライド、だったのかもしれない。
だって、会っているとき限定の恋人なんて、演技じゃん?
好きでもないのに、その時だけは好きなことにして、イチャイチャラブラブしてくる。
社長はスイッチ入ると、そういう気分になるらしく、道でもキスとかしてくるし、急に私をかわいがったりしてきた。それが日常の印象とあまりに違うので、私は後半、「二重人格かよ」とちょっと引いていた気がする。。
切ないよ。その時だけの恋人ごっこなんて。私じゃなくてもよかったんだろうな。
それ以外の時は、私の存在、無視なんだから。
都合よく使われているようだったけど、社長には、初めのころに、こうはっきり言われていた。
「〇〇ちゃん(私)だって、そうでしょ?家族がいるんだから本気にはなれない。デートするのも、ちょっとドライブしたり、お酒飲んだりするくらいが限界。こういう関係の僕らには、それくらいしかできないでしょ?」
そう言われちゃったら、うなずくしかなくて。
確かに私は既婚者で、子どももいる、家族は絶対に守りたい。
それは社長も同じで、共通認識。
お互いにとって都合のいい関係。それがW不倫。
私たちの関係をそう定義づけられちゃったら、なすすべもなかった。これ以上の関係を求めることは難しかった。
それに、やり取りを始めた頃から社長はちゃんと私に言っていたよね。「日常生活の中にときめきが欲しい」って。その考えに合意したのは私じゃないか。
何度か正直に話したんだ。
会えない時があると寂しい。会えるのがいつになるのかわからないのは不安、とつい、泣きながら話してしまうときもあった。
ラブホに行っても、私の様子がおかしい時は、無理にエッチしたりしないで、社長はちゃんと向き合って話を聞いてくれた。
これからは忙しい状況をきちんと説明するし、連絡もこまめにする、と何度か真剣な顔で約束してくれた。
でも、ラブホから出て、別れてしまえば、またいつものように、日記帳のようなメッセージが一日に一回来るだけで、連絡がまめになるわけでも、優しい言葉をかけてくれるわけでもなかった。
会う約束をしても、私は不機嫌なことが多かったし、本当に可愛げもくそもなかったと思う。たぶんめんどくさい女(ババァ)だったと思う。
「わたし、デリヘルみたいね」と言ってみたこともある。「また、すぐそういうこと言うー笑」と、社長は卑屈な私に呆れ気味だった。そういう発言に対しても、いつも楽しそうに笑っていたけどね。
会ってるときはラブラブモードでいたい社長は、私のほっぺを突ついたりして、ご機嫌を取ろうとしてくる。そういうのも嫌だった。わたし、いい大人だし。
「〇〇ちゃん(私)って、甘えてこないよね」と言われたことがある。
即座に返した。「甘えさせてくれないじゃん!!いつも牽制ばかりしてくるくせに!!」と。そしたら社長は、それは悔しいなぁ、おかしいなぁ。と笑いながら言っていた。あの時が社長と会った最後だったな。
なんか、甘えん坊の子猫ちゃんみたいなのを求めていたんだと思うんだよね、社長。笑
自分の話に、「えー、すごーい!」とか、相槌打ってくれる甘え上手のキャバ嬢みたいな感じがお好みだったのかと…笑。
わたし、そういうのできないし、対等な関係でいたいし。って言うか、わたし、お金貰っているわけでもないのに、なんでキャバ嬢の役やらなきゃいけないのさ???
もう、そういう次元。社長との関係は。
なんか負けたくなくて、社長の思う壺になりたくなくて、張り合ってばかり。全く可愛げのない女だったと思う。
ちっとも社長に会えてもうれしくなかった。憎たらしいことばかり言ってた。だって、ほんとに憎たらしかったんだもん。
こんな相手でも、会えないと自分の存在がなくなってしまうようで、不安で。
本当は私の不安な気持ちに気づいているのに、何事もないかのように元気いっぱいに楽しく振る舞う社長もどうかと思うよ。そういう感情に付き合うの、めんどくさかったんだろうね。だって、私と会っている時間はときめきタイムでないといけないんだから 笑。
メンタル強い人だったよ。。
メッセージが少なくなり、私は狂いそうに
そんな感じだったので、社長もめんどくさくなってきたんだろうね。
どんなに忙しくても、外国に出張行っていても、一日に1回は来ていた日記のような長文メッセージが、だんだん24時間に1回になってきた。
2、3日に1回しか来なくなってきた。短文になってきた。
もう、その頃には、私は気が狂いそうになっていた。
どんなに忙しくたって、メッセージを送るくらいの時間、あるはず。
電車で移動していたなら、絶対スマホいじる時間あったはず。
どうしてメッセージを私に送って来ないんだ?
私のこと、全く思い出さないの?
そんなことで頭がいっぱいだった。
一日の間に、社長からメッセージが来ないと、眠れなくなった。何度も起きて、カカオをチェックするようになった。
24時間が過ぎ、2日目が終わろうとする頃には、家事も手につかなくなり、子どもたちに当たるようにもなっていた。イライライライラしていた。
スマホが気になって、落ち着いて家事ができないの。
もう、そんな自分が嫌で、泣けてきた。私はなにやっているんだろう。
なんで、好きでもない男に振り回されているんだ。こんなに気持ちも生活も乱れてしまった。
心の安定を求めてパートナーを探したのではなかったのか?
これじゃあ、セックスレスの頃と同じくらい惨めじゃないか。
結局、私はひとりぼっち。誰にも相手にされないんだ。
どんどんどんどん自分を追い詰めていって、情けなくて、気が狂いそうだった。
つづきはこちら
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