今のわたしにはわからない。
なぜ、一生この人を愛し続けることができると言い切れたのか。
神様の前で誓ったのか。
婚姻という一生ものの契約を、なぜ交わしたのか。
生きていく中で、絶対なんてもの、そうないことにだんだん気づく。
絶対なんて、数学の中にしか存在しない。
なにが起きたって、おかしくない。絶対なんて言い切れること、そう滅多にあるもんじゃないんだ。
大地震だって、台風だって、異常気象だって、想像できないようなことが次々起こっている。
人の心だってそう。
昔の人も書き残しているじゃない?
人の心は移ろいやすいものだと。
わたしたちは古文や和歌を鑑賞し、しみじみとわかるわかる、と味わったりする。人間らしい感情とそれを表現する美しさに、わたしたちは長い年月、ずっと感銘を受けてきたわけだ。
芸術や文学でありながら、今でもなにも変わらない人間の本質がそこにはある。
なのに、どうして、うつろいやすい人間の性質を、わかっているのに、明確なのに。制御するなんて不可能なのに、無理やり法でもって、関係を縛ろうと考えたのだろう。
わたしたちは皆、本当は知っているんだよ。
ひとりの人を愛し続けることなんて、不可能だということを。
だから叩く。違反した人を袋叩きに。
わたしだってしたいのに。でもしちゃいけないから、守っているのに。
なんて身勝手なんだ。なぜ自制しないんだ。わたしは頑張って自制しているのに。本当はわたしだって自由に恋愛したいのに。
じゃあなぜ結婚なんてしたのさ?あなたが決めたことでしょ?
わたしは思うの。
好きな人と結婚して、家庭を持つことが普通の世の中で、それで社会がうまく成り立っているなら、やはりそれが真っ当だと思い込む。
そうやって、それが正しいと、ただ刷り込まれていただけじゃないかなと思うの。
不思議だよね。
長い人間の歴史の中、人の心のうつろいやすさに、たくさんの人が悩み、共感しているのに、あえて一人の人を裏切らずに、家族で居続けなければいけないと縛る婚姻制度。
そんなに人間の気持ちは単純じゃない。
わかってるくせに。
でも縛らなくてはならないのが、理性と感情を持つ人間という動物の定めなのでしょうか。
子孫を残すことだけ考えていればいいわけじゃない。
家族を守り、一生を捧げる。
それが日本の真っ当な生き方だと。
違反したら、人間失格。社会人失格。わたしだって辛い中、我慢して家族を維持しているんだ。それなのに、それなのに、不倫だなんて。自分勝手に楽しみやがって。許せない許せない許せない。
どんな試練なんだろうね。結婚って。
なんだかわからなくなってしまう。

私はセックスレスからの自己嫌悪にお別れしたくて、分かち合えるパートナーが欲しくて、勇気を出して出会い系サイト(PCMAX)に登録しました。当時39歳でした。
エロばかりが飛び交うのが出会い系サイトじゃありません!
出会い系サイト(マッチングサイト)を上手に利用すれば、既婚女性のあなたもベストなパートナーに出会うことが可能です。
一通り体験した私が、心も体もダメージ受けず最短距離でベストな男性に出会うための方法を伝授します。