彼と旧乃木邸へ。けじめとか正しさとか、生きるとか死ぬとか。

デート

テレワークの昼休みに、旧乃木邸へお散歩

彼とホテルでテレワーク中、お昼休みに周辺をちょっと散歩した。

近くに『旧乃木邸』があったので寄ってみた。

日清・日露戦争に従事し、明治天皇崩御と共に殉死した陸軍大将乃木希典の邸宅がある。この家で自害したそうだ。奥さんも一緒にね。

息子二人も日露戦争で亡くなっている。親よりも早く。乃木将軍は「よくぞ死んでくれた」と言ったようだ。時代だね。

明治天皇崩御とともに、夫婦で自害。まずは奥さんが。うまくいかずに手伝ったようだ。その後、乃木将軍も十字に切腹、さらに膝に挟んだ刀に喉を突っ込み自害。

その現場となったお部屋を外から見ることができた。倒れていた配置まで示されていた。

詳しいことは知らない。乃木将軍は海外で評価が高く、有名だということをうっすら知っていたくらい。

妻と共に殉死。

自殺した人のお部屋が一般公開されることがあるなんて、正直違和感だった。

軍神。武士道。人格者。殉死、だから?

当時も賛否両論あったようだが、殉死が崇められ支持される時代か。

そういう時代だったんだよ、と日本人は語り継ぐけど、今でもそれに対する尊さみたいなものを、少なからず持っているのを感じる。

それが正しさ。命で責任をとる。

けじめを、生命を打ち切ることで表現する。

それが神格化につながる雰囲気があるのは日本独特だと思う。

もちろん時代が違うから、今もそうだとは言わないけど、そういう精神のDNAが私たちには流れていて、社会にも染みついているように感じる。

わたしは乃木邸を見て、ただただ怖いと思った。頭痛がして、落ち着いて呼吸ができなかった。

安らかに眠って欲しいと魂に手を合わせずにいられなかった。

この邸宅は、乃木将軍が自ら設計したそうで、確かに建築として素晴らしい雰囲気はあったけど…。スマホで撮影する気にならなかった。

こんな悲しい敷地。

もみじがとても悲しげで、綺麗だった。

旧乃木邸で思ったこと

私は結婚している身で、彼と心も体も深くつながる関係になり、罪を犯している。

命を絶つことでお詫びします。それが正しさかな。

その人がどんなふうに生きたのかより、結局は死に際の潔さで評価されるのだろうか。

正しさってなんだろう。生きるってなんだろうと思った。

乃木将軍の生きた時代は、日本が近代国家へ進むべく大変な変革の時だっただろう。

今から100年以上も前の話だけど、日本人はその頃の精神論に誇りを持っている。

でも、人間は進歩している。

科学技術とか生活とかもそうだけど、より人間らしく生きようという感覚も、進歩していると思う。

古代文明じゃないんだから、王様が死んだら生きた家来が一緒にお墓に埋まるようなことはあってはならないと思うんだ。

ひとりひとりの命が大切にされ、多様な生き方が尊重される世の中がいいなと思う。

あの悲しい敷地・・・。

後から話したんだけど、彼もあの場所から早く離れたかったと言っていた。同じ感覚だった。ほっとしてしまった。感じるものが同じだったんだ。

それにさぁ、乃木坂46でしょ…。ファンはどういう気持ちで乃木神社に行くのだろう。実際、旧乃木邸の隣にある乃木神社には、ファンらしき人もいた。

こんな悲しい敷地と関係のある乃木神社がアイドルの聖地だなんて。複雑。隣は乃木夫婦の壮絶な自害現場。。私の歴史に対する浅さが問題なのかもしれないけど、シンプルに考えて、ちょっと引いてしまった。。

乃木神社はお宮参りも多いようで、神社はともかく、赤ちゃんを抱いて旧乃木邸の敷地に入るなんて・・・ちょっと私には気が知れない。

自分が不倫という罪を犯している中で訪れたからか、なんだか複雑な史跡散歩だったのでした。。

自分がいけないことをしていることに対しての「けじめ」ってなんだろうと考えたり、

自分が求めた生き方の正しさや、それに対しての犠牲とか、もやもやもやもや考えて、情緒不安定になって、この日のセックスはなんだか泣けてしまった。

なんだかんだ、愛する彼がいて、あぁ生きてるなぁと実感せずにはいられなかった。

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